― 不透明な不動産から、“履歴が見える不動産”へ
はじめに:訳アリ物件の売却って、なんでこんなにしんどいのか
訳アリ物件を売ろうとして、こんなモヤモヤを感じたことはないでしょうか?
- 「不動産会社に相談したら、いきなり“安くしか売れませんね”と言われた」
- 「買い手にどこまで正直に話せばいいのか不安」
- 「過去のトラブルまで全部話したら、誰も買ってくれないんじゃ…」
訳アリ物件は、単に「事故物件」だけを指すわけではありません。
- 心理的瑕疵: 自殺・事故・孤独死などがあった
- 物理的瑕疵: 雨漏り、シロアリ、地盤沈下など
- 環境的瑕疵: 近隣トラブル、反社会的勢力の存在、騒音・悪臭
- 権利関係の瑕疵: 共有持分、不明な相続人、抵当権、賃借人の存在 など
こうした要素が絡むと、売主・買主・不動産会社の三者に「不信感」や「疑心暗鬼」が生まれやすくなります。
では、その根っこにあるものは何か。
突き詰めると、ほぼ一言です。
「情報が不透明で、履歴が見えないこと」
- 過去に何があったのか
- それに対して、どんな対策をしたのか
- それは本当に有効だったのか
これが第三者から客観的に確認できないから、
「最悪のケース」を想像して、買い手は慎重になり、
結局、価格が大きく下がってしまうのです。
そこで今、世界的に注目されているのが「ブロックチェーン登記」です。
「もし、日本の不動産登記がブロックチェーン化されたら、訳アリ物件の売却は何が変わるのか?」
この記事では、その問いに、とことん読者目線で答えていきます。
訳アリ物件売却で起こりがちな課題は「見えない」ことに集約される
まずは現状整理から。
どこに問題があるのかをクリアにしておくと、「ブロックチェーン登記」の意味が一気に理解しやすくなります。
売主側のよくある悩み
- 「どこまで説明すれば“告知義務違反”にならないのか不安」
- 「全部言ったら、絶対売れない気がする」
- 「そもそも自分も過去の履歴を完全には把握していない」(相続物件など)
結果として、
- 不動産会社への説明があいまい
- 重要事項説明書にも、ややぼかした表現
- 後で買い主から「聞いてない」と言われるリスク
こうした不安が、売主の心理的ハードルを上げ続けています。
買主側のよくある不安
一方で、買い手はこんなことを考えています。
- 「事故物件って書いてあるけど、具体的に何があったの?」
- 「本当に修繕されているのか? また問題が起きるんじゃないか?」
- 「売主が言っていないことが、あとから出てくるのが怖い」
不動産は人生で最も高い買い物のひとつです。
その判断材料が「あいまいな言葉」と「口頭説明」に依存してしまっているのが、今の日本の不動産取引の実態です。
不動産会社が抱えるジレンマ
実は、不動産会社も苦しんでいます。
- 売主: 「できるだけ高く売ってほしい。でもあまり訳アリだと強調しないで」
- 買主: 「リスクは全部教えてほしい。その上で価格交渉したい」
この板挟みの中で、担当者は「どこまで踏み込んで説明するか」を毎回判断しています。
結果として、
- 担当者の経験やモラルに依存
- 会社ごとにスタンスがバラバラ
- たまたま担当した人によって、買主・売主の満足度が左右される
という不安定な構造になっています。
現状の問題を一言でいうと?
ここまで読んで、どう感じたでしょうか?
整理すると、訳アリ物件の売却には、次のような構造的問題があります。
| 立場 | 主な不安・課題 | 根本原因 |
|---|---|---|
| 売主 | どこまで説明すべきかわからない/高く売りたい | 情報開示の基準があいまい・履歴が記録されていない |
| 買主 | 隠れたリスクが怖い/説明が本当か確信が持てない | 第三者的な履歴情報にアクセスできない |
| 不動産会社 | 売主・買主の板挟み/トラブルリスク | 説明の裏付けとなる客観的データが不足 |
つまり、
「情報の履歴が客観的な形で記録・共有されていない」
ここを技術的に解決してくれそうなのが、ブロックチェーン登記なのです。
ブロックチェーン登記とは何か?不動産との相性を“かみ砕いて”解説
ブロックチェーンって、何がそんなにすごいのか
専門用語をすべて捨ててシンプルに言うと、ブロックチェーンは
「後から書き換えできない取引台帳」
です。
少しイメージを膨らませるために、こんな比喩で考えてみてください。
何百人もの人が同じノートを持っていて、
誰かが何かを書き込むと、全員のノートに同じ内容が同時に写り、
しかも過去のページは誰も消したり書き換えたりできない。
これが“分散型台帳”としてのブロックチェーンのイメージです。
不動産登記との組み合わせを図でイメージしてみる
今の登記は「法務局のデータベース」が一本の“公式ノート”になっています。
ブロックチェーン登記になると、イメージはこう変わります。
| 項目 | 従来の登記 | ブロックチェーン登記 |
|---|---|---|
| データ保存 | 中央集権(法務局のサーバー) | 分散型のネットワーク |
| 改ざんリスク | サーバーや人に依存 | ほぼ不可能な構造 |
| 履歴の確認 | 一部専門家のみが利用しやすい | 一般ユーザーにも開かれる設計が可能 |
| 情報の粒度 | 所有権・抵当権などが中心 | 瑕疵情報・修繕履歴・トラブル情報なども紐づけ可能(設計次第) |
ここで重要なのは、「単に登記情報がブロックチェーンに乗る」だけではなく、
訳アリ要素に関連する“履歴情報”も、改ざんできない形で残せる
という点です。
「履歴が全部残る」ことの意味
訳アリ物件にとって、履歴が全部残ることには、こんな意味があります。
- 事故が起きた日時・内容
- その後の修繕工事の内容や施工会社
- 専門家によるチェック結果(インスペクション)
- 再発防止策の内容
これらをブロックチェーンに紐づけていくと、
「たしかに過去に問題はあったが、ここまで真剣に対応していて、再発リスクはかなり抑えられている」
ということを、買い手に“証拠付きで”見せられるようになります。
これは、訳アリ物件にとってはかなり大きなゲームチェンジです。
訳アリ物件×ブロックチェーン登記のメリットを具体的シナリオで考える
ここからは、もう少し踏み込んで、「実際にどんな良いことが起きるのか?」を現実的なシナリオで見ていきます。
情報の透明化:グレーから「ちゃんと見えるグレー」へ
訳アリ物件は、「真っ黒」だから敬遠されるのではありません。
一番怖いのは、こう感じる状態です。
「どこまでが黒で、どこからがグレーなのか、全然わからない」
ブロックチェーン登記で履歴が見えるようになると、
たとえばこんな感じの“情報パッケージ”として提示できるようになります。
| 情報の種類 | 例 | ブロックチェーンでの扱い |
|---|---|---|
| 事故情報 | 2015年に室内で自殺 | 事故の種類・発生日時・場所の記録 |
| 原状回復 | 壁紙・床の全面張り替え、特殊清掃実施 | 実施日時・業者名・施工内容を記録 |
| 専門家チェック | 臭気測定・心理的影響に関する専門家コメント | レポートをハッシュ値で紐づけ |
| 以後の履歴 | 2016〜2025年まで賃貸運用・事故なし | 入退去履歴やクレーム状況の記録(プライバシー配慮の上) |
これだけ整理されていれば、買い手はこう判断できます。
- 「たしかに事故はある。でも、その後の対応はかなりしっかりしている」
- 「事故後10年トラブルなく運用されているなら、過度に怖がる必要はないかも」
つまり、
訳アリ=即ダメではなく、「内容を理解した上で納得買い」がしやすくなる
ということです。
トラブル防止:後出しジャンケンが起きにくくなる
今の取引では、どうしても「言った・言わない」「書いてある・読んでいない」という問題が起きがちです。
ブロックチェーン登記があれば、
- いつ、どの時点で、どの情報が開示されたか
- どの書類が、どの内容で交付されたか
が履歴として残せます。
その結果、
- 売主は「ちゃんと開示した」という証拠を持てる
- 買主も「事前にこの情報を見た上で契約した」と認識できる
- 不動産会社も「説明義務をどこまで果たしたか」を裏付けできる
これは、訳アリ物件ほど大きな意味を持ちます。
なぜなら、訳アリ物件に関する裁判やトラブルの多くは、
「どこまで説明されていたか」が争点になる
からです。
買い手の信頼向上:訳アリ物件でも「納得買い」が増える
ここで、買い手の心理をもう一歩だけ深掘りしてみます。
買い手が訳アリ物件に対して感じているのは、
「リスクがあること」よりも、
「そのリスクがどこまで見えているのかがわからない不安」
です。
ブロックチェーン登記によって、
履歴が可視化され、他の人が確認した内容も共有されていれば、
- 「自分だけ知らない情報があるのでは?」という不安が薄れる
- 「みんなが知っている同じ情報を見た上で判断している」と感じられる
つまり、心理的な“ぼったくられ感”が減るのです。
売却価格・スピードへの具体的な影響イメージ
もちろん、ブロックチェーン登記が入ったからといって、
訳アリ物件が“何事もなかったかのような価格”になるわけではありません。
ただし、次のような変化は十分に期待できます。
| 項目 | 従来 | ブロックチェーン登記導入後のイメージ |
|---|---|---|
| 売却価格 | 相場より大幅にディスカウント(心理的要因が過度に反映) | リスクの中身に応じた合理的なディスカウント |
| 売却期間 | 内見が少なく、長期化しがち | 情報が明確なため、検討者が集まりやすい |
| 交渉 | 「よくわからないからとりあえず安く」 | 「ここまで対策しているならこの価格なら納得」 |
感覚的には、
「訳アリだから半額」
→ 「内容を見れば、2〜3割引くらいなら納得」
といった世界に近づいていきます。
訳アリ物件にとって「過剰ディスカウントが減る」というのは、かなり大きな意味があります。
デメリット・課題もちゃんと見ておく:美談だけでは終わらせない
ここまで読むと、「ブロックチェーン登記、いいことばっかりじゃない?」と思うかもしれません。
ただ、当然ながら課題も多くあります。
法制度のアップデートが前提条件
日本の不動産登記は法律でガチガチに決まっています。
- 不動産登記法
- 民法(物権・債権・相続など)
- 不動産業者向けの各種ガイドライン
ブロックチェーン登記を本格導入するとなると、
- データの法的効力をどう位置づけるか
- 従来の登記簿との関係をどう整理するか
- オンチェーン(ブロックチェーン上)とオフチェーン(従来の仕組み)の役割分担
といった難しい議論が必要になります。
「技術的にはできるが、法制度が追いついていない」
これは、世界の多くの国でも共通の課題です。
プライバシーとのバランス問題
「履歴が全部残る」と聞くと、こうした不安も自然と出てきます。
- 「前の所有者の事情まで、全部公開されてしまうのでは?」
- 「事故やトラブルの詳細が半永久的に残るのは、関係者にとってあまりにも重いのでは?」
これに対しては、
- 一般公開される情報
- 関係者だけがアクセスできる情報
- 暗号化してハッシュ値だけ残す情報
といったレイヤー分けが必要になります。
「全部をオープンにする」のではなく、
「必要な人が、必要な範囲で、改ざん不能な記録にアクセスできる」
そんな設計が求められます。
導入コストと、プレイヤー間の“温度差”
ブロックチェーン登記には、当然コストがかかります。
- システム開発・運用費
- 不動産会社・司法書士・金融機関などの業務フロー変更
- 一般ユーザー向けのリテラシー教育
また、誰にとってのメリットが大きいのか、という問題もあります。
- 買主: 情報がわかりやすくなって、メリット大
- 売主: 透明化で価格が上がりやすくなればメリット大
- 不動産会社: 手続きが増えるなら「面倒」と感じる可能性も
この利害関係の調整も、導入に向けた大きなハードルのひとつです。
実際の売却プロセスはどう変わる?ステップ別に“未来の取引”を覗いてみる
ここからは、少し未来を具体的にイメージしてみましょう。
「ブロックチェーン登記が導入された世界で、訳アリ物件を売却する」と仮定して、ステップを追ってみます。
未来の売却ステップ(イメージ)
ステップ1:売主が「訳アリ情報」を整理して登録
- 売主 or 専門業者 が、物件に関する訳アリ要素を整理
- 事故・トラブル・修繕・チェック結果などの情報を、ブロックチェーン対応のシステムに登録
- その情報は、改ざん不能な形で記録され、タイムスタンプ付きで保存される
ステップ2:専門家による検証・補足情報の付与
- 建築士・インスペクター・心理カウンセラーなどが、必要に応じて診断
- 「再発リスク」「心理的影響」「建物の安全性」などをレポート
- それらがブロックチェーン上のデータに紐づけられる
ステップ3:不動産会社が“履歴付きの物件情報”として公開
- ポータルサイトや自社サイトで、訳アリ物件として募集
- 通常の物件情報に加え、「履歴閲覧ページ」へのアクセス権を提示
- 一定の確認手続き(個人情報保護の観点など)を経た買い手候補が、詳細な履歴にアクセス
ステップ4:買い手は「表面上のキャッチコピー」ではなく「履歴」を見て判断
- 事故の内容・その後の対応・専門家の見解を確認
- リスクと価格のバランスを、自分なりに評価
- 複数物件の“訳アリ度”を比較検討できるようになる
ステップ5:契約時にも「どの情報を見ていたか」が記録される
- 契約書の内容だけでなく、「買主が閲覧した履歴情報」もブロックチェーンに記録
- 後から「その情報は聞いていない」という主張がしづらくなる
- トラブルの抑止力として働く
現在とのギャップはどこにある?
現状との違いをざっくり比較すると、こうなります。
| 項目 | 現在 | ブロックチェーン登記導入後(イメージ) |
|---|---|---|
| 訳アリ情報の扱い | 売主と担当者の口頭説明+紙の書類 | デジタル化された履歴+改ざん不能な記録 |
| 情報の確認方法 | その場の説明を聞くしかない | 事前に、履歴をじっくり読んで判断できる |
| トラブル時の証拠 | メモ・メール・記憶に頼りがち | ブロックチェーン上のログが証拠になる |
こうして見ると、一番の変化はやはり、
「人の記憶」から「履歴データ」へのシフト
だと言えます。
導入の実現可能性とタイムライン:じゃあ、いつ実現するの?
では、「それっていつ実現するの?」という疑問に少し踏み込みます。
世界の流れから見ると「方向性としてはほぼ確定」
すでにいくつかの国や都市では、
- 土地登記の一部をブロックチェーンで実証実験
- 不動産取引の一部プロセスをスマートコントラクト化
などの動きが出ています。
もちろん、日本で同じモデルをそのまま持ってくることはできませんが、
不動産×ブロックチェーンの方向性は、世界的なトレンド
であることは間違いありません。
日本での実現は「段階的」が現実的
いきなり、
「明日から、全部ブロックチェーン登記にします」
ということはありません。
現実的なパターンは、例えばこんなステップです。
- フェーズ1: 民間レベルでの「履歴管理サービス」が登場(既に始まりつつある)
- フェーズ2: それらが業界標準的に使われはじめ、金融機関や保険とも連携
- フェーズ3: 公的な登記情報と“ゆるやかに”接続されていく(API連携・閲覧統合など)
- フェーズ4: 法改正を経て、一部の登記情報が正式にブロックチェーン上で扱われる
つまり、
「いきなり法務局がブロックチェーン化される」のではなく、
周辺から少しずつデジタル化・履歴管理が進み、その延長線上にブロックチェーン登記がある
とイメージしておくと、現実的です。
「今の時点で」訳アリ物件の売主が意識すべきこと
ここまで読んで、
「なるほど、未来はわかった。でも、今困ってるのは“目の前の物件”なんだよね…」
という気持ちになっているかもしれません。
なので、ここからは完全に“今”の話に切り替えます。
ブロックチェーン登記がなくても「履歴を整理する」ことはできる
ブロックチェーン登記がまだ正式に導入されていなくても、
「ブロックチェーン登記がある前提で求められる透明性」を先取りすることはできます。
具体的には、こんな感じです。
- 過去のトラブル・事故を時系列で整理する
- その後に行った修繕・対応を、施工内容や日付とセットでまとめる
- 専門家(インスペクション、弁護士など)に相談し、第三者コメントをもらう
- それらを“不動産会社任せにせず、自分でも資料として持っておく”
こうしておくと、
- 説明内容に一貫性が出る
- 不動産会社も営業しやすくなる
- 買い手も「ここまで整理してくれているなら信用できる」と感じやすい
つまり、ブロックチェーンがあろうがなかろうが、
「透明化に向き合っている売主」は、それだけで有利なのです。
「訳アリ物件専門」の業者をうまく使う
とはいえ、
「自分でそこまで整理するのは正直しんどい…」
「どこまで開示するかの線引きも不安」
という方が多いと思います。
そこで選択肢になるのが、「訳アリ物件の売却を専門にしている業者」です。
そうした専門業者は、
- 訳アリ物件の市場感を把握している
- 過去の事例から、価格の相場観がある
- 法律・告知義務・トラブル回避のポイントを熟知している
という強みがあります。
たとえば「ラクウル」のような専門サービスという選択肢
ここで、ひとつの情報としてご紹介しておきたいのが、
訳アリ物件の専門店【ラクウル】です。
※アフィリエイトリンクを含みます。
ラクウルのような専門サービスをチェックしてみる価値があるのは、例えばこんな人です。
- 「とにかく早く現金化したい」
- 「通常の不動産会社に相談したら、露骨に嫌な顔をされた」
- 「他社の査定額が低すぎて、本当に妥当なのか不安」
訳アリ物件は、扱いに慣れていない不動産会社と、
慣れている専門会社とで「提案の質」が大きく変わります。
「ブロックチェーン登記が当たり前になる前に、
できるだけ“履歴とリスク”を理解してくれる相手に売る」
という意味でも、専門店に相談してみることは、
現時点で取りうる“最適解のひとつ”と言えます。
結論:訳アリ物件の未来は「隠す」から「きちんと見せる」へ
最後に、この記事のポイントを整理して終わりにします。
ブロックチェーン登記の本質
- ブロックチェーンは 「改ざんできない履歴の記録技術」
- 不動産登記と組み合わせることで、
- 所有者
- 権利関係
- 訳アリ情報(瑕疵・修繕・トラブルなど)
を第三者が検証可能な形で残せるようになる
訳アリ物件にとってのインパクト
- 情報の透明化 によって、“よくわからない不安”が減る
- 売主・買主・不動産会社の トラブル防止 に大きく貢献
- 内容に見合った、より 合理的な価格形成 が期待できる
- 「訳アリ=とにかく大幅値引き」という時代から、
「履歴を見た上で納得できるディスカウント」 の時代へ
でも、待っているだけでは状況は変わらない
ブロックチェーン登記が日本で本格的に導入されるには、
まだ時間と制度の整備が必要です。
ただし、
「透明性を重視する流れ」そのものは、ほぼ間違いなく強まっていく
というのは確実です。
だからこそ、訳アリ物件の売主が今できることは、
- 自分の物件の「訳アリ履歴」を丁寧に整理すること
- 説明責任を果たそうとするスタンスを持つこと
- 必要に応じて、訳アリ物件専門のプロ に相談すること
です。
最後に:あなたが“ちょっとだけ前向き”になれるように
訳アリ物件を抱えていると、
- 「なぜ自分だけ…」
- 「この物件さえなければ…」
と、気持ちが重くなることもあると思います。
でも、視点を変えると、
「リスクをきちんと理解し、整理し、透明にするチャンス」
でもあります。
ブロックチェーン登記という未来の仕組みは、
まさに「きちんと向き合った人が報われる仕組み」です。
だからこそ、
その未来を先取りするような形で、
今できる一歩――
- 履歴を整理する
- 専門家に相談する
- 専門サービス(例:ラクウルなど)で、訳アリ物件に理解のあるプロの意見を聞いてみる
――を踏み出してみてください。
その一歩が、
「訳アリだから仕方ない」と諦める売却ではなく、
「訳アリだけど、納得して前に進める売却」
につながっていきます。


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